小説『カリフォルニアの風』水流慎太郎著 電子出版天国 #10

電子書籍

1.『カリフォルニアの風、埋火@桑港』新発売!

Masaato Books の9冊目、電子書籍小説『カリフォルニアの風、真面目に生きて不倫』は2021年8月15日、Amazon.com から出版されました。筆者名は従来の本名・新津正人からペンネーム・水流慎太郎へと変更になりました。490円です。

検索窓に署名または「水流慎太郎」と入れるとヒットします(「」は不要です)。


Amazon.comで何かを買ったことがある人は、すぐに買えます。
そうでない人は、Amazon.comにアカウント登録をすれば買えます。
アカウント登録にはクレジットカードが必要です。
登録後は、本以外のものも買え、とても便利です。

2.あなたのスマホで読めます。

Masaato Books の電子書籍はすべて、あなたのスマホで読めます。電子書籍専用のデバイスはいりません。

専用のフリーアプリをダウンロードするだけで、他の電子書籍すべてを読めます。
厚く重い本を持ち歩く必要はありません。
どこでも気軽に読めます。
途中で閉じても、次に開けたときには、その続きからすぐ読めます。

フリーアプリのダウンロードの方法は以下の通りです。
https://masaato.com/howtobuyebookandreading/

3.『カリフォルニアの風、埋火@桑港』概要

東京で破綻したかに見えたふたりの恋は、
埋火のように残りサンフランシスコで再燃する。
「 あなたのそういうやさしさに、ずいぶん泣いたわ」
ルミの心は千々に乱れながらもは男を東京へ見送る。

4.書き出し

サンフランシスコ湾を取り巻くようにある地帯はベイ・エアリアと呼ばれている。その北部に、ワインの産地で有名なナパ・バレーといわれるところがある。

一面になだらかな丘陵地帯で、土が全体に白っぽい。丘の麓を縫うように舗装路が走っている。乾燥しきった丘にところどころに草が生えている以外は何もない。 遠くに空き缶や瓶を並べて射撃の練習をするそうだ。 そこに太陽が燦燦と、まさに燦燦と照りつけるように降り注いでいる。 帽子がなければ額や鼻の先がチリチリとする。 湿度が低いから汗をかかない。気分爽快だ。しかし、目の黒い日本人にもサングラスが必要だ。

「どこのセラーに行くの?」
「もう少し先よ。大きな建物だからすぐわかるわ」
左右上下に緩やかに湾曲して走る車道を、赤いBMWを手際よく運転しながら、ルミは助手席の私にチラッと視線を投げた。 窓から入る風に彼女の髪が首のあたりに絡まりつ、解(ホグ)れつしているが、それにはいっこうにかまうことなく、運転を続けている。サンフランシスコの街からはもう小一時間も走っただろうか。沿道には、いくつかのワインセラーがポツリ、ポツリとある。ルミにはお目当てのセラーがあるのだという。

「ほら、あそこよ」

4.Masaato Books ご紹介書籍一覧

「電子出版天国」でご紹介の以下の書籍は、Amazon.com の「本」部門で「新津正人」、「Masato Niitsu」または「署名」のいずれかで検索すると、私の著作の一覧が出てきますので、そこで買えます。一般書店には出回っていません。
1. 『添乗員はつらいよ』490円、紙書籍1,727円
2.『43図解 広報PR 生きる経営戦略の要諦』885円

3. 『上野精養軒物語』900円
4. 『The Best 20 of Japanese Casual Dishes』482円
5. 『WASHOKU』502円
6. 『和食』490円
7. 『レマン湖永久に』431円、紙書籍 1,980円
8. 『ジャカランダ慕情』321円
9.『カリフォルニアの風』490円

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